義理の父親の商売

借金返済を考える

自営業だったが大型チェーン店に押された

義理の父親が、車のアクセサリー関連のお店を営んでいました。

カーオーディオやタイヤ、ホイール、アクセサリーパーツ等の新品・中古販売をし、取り付け等を行う自営業です。 当時は、アマチュア無線等や車のガラスに貼るスモークフィルムの全盛期で、物凄く利益が出ていたそうです。

しかし、オートバックスやイエローハット等の全国展開をしているチェーン店の参入と自動車メーカーが純正品以外のパーツ販売を始めた事もあって、段々と収益が落ちていきました。 追い打ちを掛ける様に、各メーカーのディスプレイ商品に対しての対応が変わりました。

以前は新商品が出れば、お店に展示品としてメーカーが無料で置いていた物が、全てお店側が買い取りと言うシステムに変わった事です。 カーナビゲーションシステムやタイヤ等、殆どがこのシステムになったそうです。

お店を畳んだ結果、借金返済だけが残ってしまった

メーカー側は、新商品の発売などのモデルチェンジがあった場合、お店に展示していた旧モデルの処分に困っていたらしく、このシステムに変わったそうです。 お店側としては、新商品はカタログののみで、展示品は旧モデルという訳にはいかず、父のお店も新商品が出る度に展示用に商品を買い揃えないといけなくなった訳です。

父の小さなお店が、オートバックスやイエローハット等の様に品揃え出来る訳も無く、金額も全国チェーン店の方が安く、お客さんが減っていきました。 それならばと父も取り付け工賃を安くしたり策を練ったのですが、全国チェーン店には勝てず仕入れ等の悪循環が足を引っ張り、借金をしないと仕入れが出来なくなりました。

お店の家賃も有りましたので、借金から借金と金額も大きくなりました。 閉店の見切りのタイミングを誤り、借金返済しなければならない額がどんどん大きくなりました。

最終的には閉店をしたのですが、持ち屋を売りそれでも足りず、我々が銀行からお金を借りて、今も払い続けています。

実際の借金の金額もですが、金利が高い事もあって、借金返済は大変です。