友人との長い付き合い
こんなに悪いイメージの言葉はありませんね。
借金なんかしない方がいいに決まっています。 長い人生の中で、山あり谷あり、いろいろな状況に置かれる事があります。
その中の一つが借金だと思います。 「金の切れ目が縁の切れ目」そんな言葉もありますよね。
でも、人間にはお金が必要なのです。 生活のためにはお金が必要なのです。 私と友人は、もう35年の付き合いです。
異性なのですが恋愛に発展しない付き合いをしてきました。 二人とも自営業で生活をしていて、かなり不安定な生活と悲惨な経済状態の時が何度もありました。
そのたんびに、私たちはお金の貸し借りをしてきました。 少ない時は3万円という事もありました。
その月の食費や家賃が払えない時など、多くて5万円です。 もちろん恥ずかしい事ですが、生きてゆくためにはしょうがありません。
多い時には20万円という事もありました。 少額の時はすぐに借金返済が出来るのですが、20万円となると、そう簡単には返せません。
でも、私たちは返済を求めることをしないのです。 一度もありません。 いつも笑って、何で私たちはいつもお金が無いんだろうと言って、すぐにお酒なんかを飲んでしまいます。
借金で良い人間関係を築ける場合もある
このようなお金の貸し借りだと、お金が二人の友情を育ててくれるのです。
借金という言葉が素敵に思える事もあるのです。
二人の間にお金が絡まなくなったら、友情が終わってしまう気がするのです。 金の貸し借りは、このような側面もあることも知ってもらいたいのです。
罪悪感、悲劇、犯罪、これらと関係のないお金の流れが、この世の中にはあるのです。 お金、特に借金には人間関係の潤滑油の役割もあります。
友情が終わらない二人の接着剤にもなるのです。